TikTokは2016年の立ち上げ以来、急激にユーザー数を伸ばし、世界で最も人気のあるSNSプラットフォームの仲間入りを果たしました。TikTokの統計データによると、2022年末時点で、TikTokの月間アクティブユーザー数は17億人を超え、TikTokでバズるだけで爆発的な宣伝効果が期待できることが、既に多くのユーザーや企業によって証明されています。
そのためインフルエンサーや企業はTikTokで注目される方法を知りたがっていますが、TikTokのアルゴリズム(英語)はフォロワー数に関わらず、おすすめ動画を選ぶため、他のSNSプラットフォームで有効な手段がTikTokでも通用するとは限りません。
つまりTikTokでは、例えフォロワーがゼロの新規アカウントでも、バズって一躍話題をさらうことができるということです。
ここでは、TikTokでバズる方法を、TikTokの特徴や、既存アカウントの事例と共に紹介します。 TikTokのアルゴリズムを理解したい方や攻略したい方、一晩でバズりたい方は必見です。
目次
1. 最新のトレンドを反映する
TikTokはトレンドが原動力となっているSNSなので、最新の流行りを取り入れるとバズる確率が上がります。トレンドをつかむために注目したいのは、ダンスの種類、音源や曲、動画フォーマット、トピックなどで、多くのユーザーが夢中になっていることを特定できれば、コンテンツに取り入れて、トレンドに乗ることができます。流行りすたりが速いTikTokですが、TikTokのトレンドは簡単に確認できます。「おすすめ」ページを見ると、無限の動画とアイデアが表示されるので、ここを閲覧すると、トレンドをつかむことができます。
TikTokのトレンド(英語)は、2〜3日以上は持続しないといわれているため、バズりそうなアイデアがあったら、すぐに動画に取り入れるようにしましょう。
2.関連性のあるトレンドのハッシュタグを使う
ハッシュタグはTikTokのランキングにおいてカギとなる要素です。ただし、ただトレンドのハッシュタグを使えばいいというわけではなく、動画と関連性があることが前提です。
トレンドになっているハッシュタグは、TikTokの中で探すことができます。検索ボックスにハッシュタグを使わずにキーワードを入力し、結果の一覧が表示されたら「ハッシュタグ」タブを開けば、トレンドのハッシュタグとそれに関連する動画の視聴数を確認できます。
役に立つとはいえ、ハッシュタグを使い過ぎないようにするということです。一般則として、1投稿あたり3〜6個のハッシュタグがあれば、アルゴリズムに対して十分機能します。
3.バズっている曲を使用する
TikTokといえば、音楽(曲)が重要です。クリエイターが利用できる音楽やTikTokのサウンドクリップのライブラリのすごさを考えるだけでも、動画内でどれだけ音楽が重視されているかわかるでしょう。
「おすすめ」ページでトレンドの確認をする際は、動画で使われている音楽、サウンド、曲にも注目するようにしましょう。
流行っている楽曲を自身のコンテンツに使用すれば、視聴数が伸びやすくなります。というのも、TikTokのアルゴリズムは、トレンドの曲を含む動画を、過去にその曲を使った投稿をしたことのあるアカウントに対して積極的にレコメンドするからです!
TikTokのクリエイターがトレンドのオーディオクリップを使用するのはとても簡単です。その曲を使用しているTikTok動画を選択し、クリップの名前(通常は投稿のキャプション下の音符アイコンの横に表示)をタップし、「このサウンドを使用する」というオプションを選ぶだけです。
4.オリジナル音源を作成する
何かアイディアがあるなら、自分で曲を作ってみましょう。
独自の音源はTikTokのアルゴリズムに影響し、オリジナリティが重視されて、音楽がランキング要因となり、動画の露出を促進します。
しかし、だからといってゼロから音楽を作らないといけないわけではありません。TikTokのミュージックライブラリにある既存曲を編集したり、動画ごとに個別のナレーションを録音するなどするだけで、独自の音楽作成ができます。後者の場合、TikTokが動画の内容を理解するのに役立ち、どの層のオーディエンスに向けて露出したらいいかを判断しやすくなります。
5.一貫性のある投稿を定期的に行う
当たり前ですが、動画へのリアクション(コメント、いいね、共有、等)の総数は、TikTokのアルゴリズムに影響を与えます。過去の投稿がリアクションを多くもらったかどうかは、新しい動画のパフォーマンスに影響しません。
つまり、TikTokで人気が出る確率は、どの動画でも平等であり、投稿が頻繁であればあるほど、それだけバズるチャンスが高くなるといえます。
TikTok戦略において考慮すべきもう1つの要素は、予想できるスケジュールで投稿することです。目標は、一定期間に一定数の投稿をすることではなく、一貫性を保つことです。たとえば、1日2回の投稿を1週間続けたあとに、1ヶ月何もアップしないというのはあまりよくありません。新しいコンテンツがないとフォローが解除されてしまうので、等間隔を開けてむらなく定期的に投稿するといいでしょう。
6.バズりやすい時間を見計らって投稿する
頻繁に投稿するほか、適切なタイミングで投稿することも大切です。結局、バズるということはできるだけ多くの目に留まることなので、大多数のターゲットオーディンエンスがTikTokを使っているときに投稿すると効果的です。
SNS利用のピーク時に一番視聴の可能性が高まるわけなので、その時間帯に投稿します。10万以上のTikTok投稿を分析した Influencer Marketing Hub (英語)によれば、高いエンゲージメントが期待できる時間帯は1日にいくつか存在します。
TikTok投稿に最適な時間(Influencer Marketing Hubより)
特に、火曜日のAM9時、木曜日のPM12時、金曜日のAM5時は、TikTokの投稿に最適な時間と言えます。この時間帯に公開されたコンテンツは、より多くのリアクションを獲得する傾向があるためです。
この情報は一般的なもので、結局、投稿するのに最適な時間は、ターゲットオーディエンスがもっともTikTokを視聴する時間だといえます。ターゲット層が多くいるタイムゾーンや、就業時間などから、TikTokを使う時間に合わせて投稿するようにしましょう。
7. フォロワーと交流する
TikTokのコンテンツで人気を得るには、投稿だけでは足りません。SNSは人と人とが繋がるためのツールで、TikTokもその例外ではないのです。
動画の投稿が済んだら、フォロワーと交流するようにし、動画にコメントが付いたら、返信したり、フォローしてくれそうな人のアカウントをチェックし、コメントを残したりするようにしましょう。TikTokのアルゴリズムは交流を重視しているため、こうすることで、バズるチャンスも高くなります。
動画内にCTA(行動喚起)を含めることでエンゲージメントを促すこともできます。たとえば、動画の最後でコメントを残してくれるようお願いしたり、フォロワーの意見の共有、あなたの動画の共有、アカウントのフォロー、スティッチやデュエット機能を使った動画の返信などをお願いすることが考えられます。
8. ほかのユーザーや投稿にも関与する
フォロワーと交流する以外に、ほかの動画やコンテンツクリエイターと関わることも大切です。これは、新規アカウントの場合やTikTokのフォロワーを増やしたい場合に、とくに有効です。
ここでは、自分がフォロワーにしてほしい行動を自分からします。いいねやコメントといった基本のアクションだけでなく、一歩進んでトレンドの動画に対するスティッチやデュエットの作成もいいでしょう。
9. コンテンツクリエイターとコラボする
TikTokで注目を浴びる施策として、人気のコンテンツクリエイターとコラボすることが挙げられます。コラボがうまくいけば、お互いにリーチと露出の拡大が望めます。
TikTok初心者の場合、フォロワーが少ないため、提携してくれるコンテンツクリエイターをすぐに見つけるのは簡単ではないでしょう。でも気を落とさず、いつかコラボしたくなるかもしれないインフルエンサーをフォローすることから始め、彼らのスタイルを理解し、投稿に対してリアクションを残しましょう。ある程度のフォロワーが築けたら、コラボの提案をすると承諾してくれるかもしれません。
10. 尺を短くする
TikTokで意識したいのが、動画の尺を短くすることです。
過去数年、消費者のアテンションスパン(集中できる時間)はますます短くなっています。TikTokが最初にスタートしたとき、ユーザーが公開できる動画は最長で15秒でした。数年のうちに、60秒と3分のオプションが追加され、最近では最長10分までの動画がアップロードできるようになりました。
しかし、TikTokユーザーは短尺の動画を好んでいるようです。専門家は、インパクトを最大化するには9秒〜15秒(英語)の動画を作成することを推奨しています。
11. 開始1秒を意識する
ユーザーの集中力が短く、面白い動画を常に求めているため、最初の数秒に「つかみ」をもってくることが大切です。強力で感情に訴えかける始まり方をする動画は、無感情な表現で始まる動画と比べて、6秒間の視聴率が1.7倍高くなる(英語)という調査結果があります。
続きが気になる出だしを心掛け、動画にとどまってもらう努力をしましょう。
12. おもしろくて親しみやすいこと
基本的ですが、おもしろくて共感できるコンテンツを作ることは大切です。
TikTokユーザーの60%を占めるZ世代には、ユーモア(とくにダークなユーモア)が実に効果的です。このユーザー層は、皮肉や自虐を好み、ときには恥ずかしい思いをする動画を楽しむ傾向にあります。
またTikTokでは信頼性が何より重要です。ユーザーの64%(英語)は、TikTokというプラットフォームでなら本当の自分になれると言っています。TikTokの聴衆にアピールするには、親しみやすさと自分をおもしろく表現することが不可欠です。
13. 物議を醸すコンテンツ
論争を呼ぶことは、炎上する可能性もある反面、注目を集めるのには有効的なため、諸刃の剣になります。物議を醸す投稿は、不快、関心、さらには怒りといった強力な感情を引き起こし、リアクションを起こしたくなる気持ちを高めるため、エンゲージメントを促進します。
論争コンテンツを用いるなら、なんでもいいというわけではなく、注意深く繊細にトピックを選び、コンテンツを作る必要があります。安全な話題に限定し、宗教や政治といった泥沼は避けてください。誰かを攻撃するのではなく、少しの憤りを感じさせることがゴールです。
最近あったこの手の論争を挙げるなら、ウィル・スミスのオスカー授賞式での「ビンタ事件」やジョニーデップの裁判です。どちらも注目が集まった事柄で、意見や立場が分かれ、双方のサポーターから色々な投稿がありました。
もちろん、トピックを選ぶなら、自身に関係のある話題を選ぶのが良いでしょう。たとえば目玉焼きにソースか醤油かというようなことでもいいのです。
14.コンテンツをほかのプラットフォームにも載せる
TikTokコンテンツをほかのプラットフォームにも広げることで、バズる可能性を上げることができます。
短くてパンチ力のある動画はすべてのSNSでトレンドとなっています。とくにインスタとYouTubeショート、Xが有効です。TikTokの動画をほかのSNSに流すことで、リーチを拡大し、同時にTikTokへトラフィックを逆流させて促進することにもなるのです。
15. TikTokビジネスアカウントにアップグレードする
TikTokビジネスアカウントのスクショ(TikTokより)
TikTokには2020年よりビジネスアカウントがあり、これを利用すると、インサイト分析を見ることができたり、プロフィールに自社サイトなどの外部リンクを貼ることができたりするようになります。ビジネスアカウントに切り替えるだけでは、TikTokのアルゴリズムでコンテンツがプロモーションされる可能性を上げることにはなりませんが、コンテンツのパフォーマンスやオーディエンスの行動などをよりよく理解できるようになります。
また、TikTokビジネスアカウントとShopifyのTikTok販売チャネルを使用すると、TikTokショッピングを通じた商品販売によって動画をマネタイズすることが可能になります。ショッピングタブがプロフィールに表示されることで、視聴者を購入へと促すことができます。また、動画内の商品にタグ付けして、ユーザーをワンタップで商品ページに飛ばすことも可能です。
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